きみに読む物語(2004)

2007-03-27 17:00:00

「君が鳥なら、僕も鳥だ」

きみに読む物語(2004)

 

男友達が最近、結婚した。クールで冷静なヤツだったんだけど、やっぱり結婚しちゃうとデレデレだ。2ショットを写メールで送ってくるし。「ちっ、イタイな」と思いつつも、本音は羨ましいの一言。だって、画像見ただけで「あま~い!」と叫びたくなっちゃうもん。あたしも早く、こういう姿を見せびらかせるようになりたいなぁ。

 

せめて映画のなかだけでも甘い気分に浸りたい。と思って借りたのが『きみに読む物語』。人生の終わりが近い老夫婦の話なんだけど、全編「あま~い」と言いたくなるほど甘いセリフのオンパレードなんだな。物語を聞かせる設定というだけあって、ご都合主義満載の甘さ。いつものあたしなら「ケッ」と思っちゃうけど、甘い雰囲気に身を任せたかったので「いいわぁぁぁ」の一言。好きな人と人生を過ごし、ともに添い遂げる。ある意味、理想の老い方じゃないかな。上記のセリフは、ラストシーンというかエンドロールと重なって最後に感動を呼び起こします。

 

5ヶ月間口説き文句を探しているうちに、なんだか自分で恋愛小説を書いてみたくなっちゃいました。自分で思わず「あま~い!」と言いたくなる物語を、作ろうと思います。だからこのブログは、残念ながらちょっとお休み。実際の恋愛にはまだ遠いけど、恋愛をしたくなるメッセージを届けられたらと思います。飽きもせずに読んでいただいた皆様、ありがとうございました。では、またお会いしましょう。

Category : ときめき

ハウルの動く城(2004)

2007-03-25 17:00:00

「どうして?僕は今まで充分逃げてきた。もう逃げる必要は無いんだよ」

「守るものが出来たから。…君だ」

ハウルの動く城(2004)

 

本格的な春の訪れの前触れなのか、今日は風が本当にすごいです。春の嵐とでもいうべきか。でも、こういう時期を経て花咲き乱れる季節がやってくるわけですね。昔の人は、うまいことを言ったもんです。「冬来たりなば、春遠からじ」ってね。

 

今回は、先日まで『華麗なる一族』でがんばっていたキムタク氏が声優として出演した作品からご紹介。何をしても「キムタク」キャラが出るので公開当初は敬遠していたのですが、たまたまレンタル屋で見つけたので思い切って借りてみました。よく見てみると、それなりに考えさせられるところが多いんですよね。主人公は、少女からいきなり90歳の老婆に姿を変えられてしまうわけで、その目線から見た街の不便さとか。食わず嫌いで避けてきたことを、ちょっと後悔しました。

 

で、この映画のどこに口説き文句があったのか。ここです。

後半、戦いへ出て行こうとするハウルを「逃げよう」と止めるソフィにハウルがいった言葉。追い詰められた場面でこんなことを言われたら、ドキッとしちゃいますよね。あたしも、いざという時にこんな言葉を言われたら思いっきり相手に委ねちゃいますよ。いつも「お前は、どこに行っても大丈夫そうだな」って言われてるんだけど……。あんまり、嬉しくないんだよな。

Category : 告白

ティファニーで朝食を(1961)

2007-03-18 17:00:00

「人は恋に落ち、お互いのものになるんだ。

 それしか本当の幸せをつかむチャンスがないからさ」

ティファニーで朝食を(1961)

 

こないだ、池袋のティファニーショップに2000円のシルバークリーナーを買いに行きました。

あたしがもっているのは、大昔にもらった指輪だけ。たまに、見栄張ってつけるんだけどね(笑)。店内のお客さんはみんな、カップル。支払いを済ませるまでの間、恥ずかしくてしかたありませんでした。いつか、カップルで来られるようになるといいな。

 

と思っていたのかどうかは知らないけれど、「ティファニーに来て宝石を眺めるのが幸せ」という女性が主人公なのが、かの名作『ティファニーで朝食を』ですね。知ってると思うけど、タイトルは「ティファニーで朝食を食べるようなご身分」というたとえですよ。お店の中に、レストランはありません。

それを勘違いしたのか、かつてティファニーの店内で朝食を敢行した兵がいました。某ブライダル業界雑誌の、編集長だった女性です。一緒に仕事をしたことがありますが、かなりすごいファッションセンスの持ち主でした(笑)申し訳ないけど。

 

そんなことはともかく。

「お金持ちと結婚できないくらいなら、独身のほうがまし」と言う、ヘップバーン演じるホリーに対して彼女を愛する作家・ポールが言い放つのがこのセリフ。

「お金がすべて」と「お金より愛」という気持ちは相反する価値基準としていろいろな場面で出てきますが、このセリフほど女性の心をわしづかみにするものはないと思います。言われたホリー同様、見ているこっちもドキッとしちゃいます。

 

シンプルで贅沢な、ティファニーのアクセサリー。たくさん身につけられるようにもなりたいけれど、そんなこと関係ないくらい好きな人と一緒にいられれば本当は一番幸せなんでしょうね。

あーあ、あたしも早くそうなりたいな。

Category : ときめき

グレン・ミラー物語(1953)

2007-03-17 17:00:00

 「あなたは愛してるって言ってくれたことがないのね!」

  「そんなことは知ってると思ってた……」 

 「女はそれを聞きたいものなのよ」 

グレン・ミラー物語(1953)

 

こないだ、母親と久々に食事をしたら「あんた、お見合いでもしてみない?」とひとこと。これまでさんざん避けてきたのですが、いつのまにやら三十ウン歳。そういうわけにもいかなくなってきたようで。

親はもう、相手までほぼ決めているみたいです。2歳年上の、メーカーの営業マンなんだそうで。

「お見合いから始まる恋愛も、悪くないかな」と、答えを保留しつつも、気持ちは揺らいでおります。いつまでも、白馬の王子様を待つわけにもいかないもんね。

 

食事ついでに「たまには、こういう恋愛映画でも見なさい」と渡されたのが、この『グレン・ミラー物語』。上映されたのが54年前って、親が生まれた時くらいじゃん。自分も、親から勧められたんだろうか。その割には、あんなおっさんと結婚してこんな娘が生まれたんだけど。効果あったのかな。

1930年代から40年代にかけて活躍した伝説のバンドマン、グレン・ミラーの半生を題材にしたお話です。ストーリーの間にグレン・ミラー・オーケストラの曲が挟まった構成なんだけど、古きよきアメリカの雰囲気が出ていてGoodでした。ラストは悲しい結末で、リッチー・バレンスの『ラ・バンバ』を思い出しちゃいました。内容や音楽は全然違うけどね。

 

グレン・ミラー物語で出てくる、グレンとヘレンとのやり取りがこれ。いくらデートを重ねても、一緒に暮らしちゃったりしていても、やっぱり言葉と態度で示して欲しいもんなのよね。「愛してる」って。あんまり言われすぎると疑わしいけど、折にふれ聞きたいものなのです。その言葉を。

そういえば「愛してる」って最後に言われたのは、いつのことだろ。ずいぶん前だなぁ。

 

そろそろ、言われたいなぁ。

Category : ときめき

陰陽師(2001)

2007-03-10 17:00:00

「愛しい人よ、あなたにあの月をあげよう」

陰陽師(2001)

 

あんまり大きな声で言えないんですけど、実はあたし、テレビ番組『オーラの泉』にハマってるんです。最初は美輪明弘と江原啓之、それになぜかTOKIOの国分太一という取り合わせに驚いて見ちゃった

んだけど、今ではだいたい毎週見てます。真偽はどうあれ、瞬間にいろんな人の話が出てくるのがすごい。それに涙を流しまくるタレントもすごい。有無を言わせない番組構成に、毎回圧倒されています。

4月からゴールデンタイムで放送されるらしいけど、深夜だからこそ楽しめたあの独特の雰囲気が失われやしないだろーか。ちょっと心配です。

 

カルトといえば、その始まりに良く取り上げられるのが陰陽道。古代中国からもたらされた天文や暦学などを日本風にしたものといえばいいのかな。数年前にはかなりブームになりましたね、安倍晴明。その一連の流れで制作されたのが、映画『陰陽師』『陰陽師2』でした。魔術をビシバシ使いまくる安倍晴明は、いま見るとちょっと笑えます。野村萬斎のハマリぶりは「この人じゃなきゃ」って思うけどね。

 

今回取り上げたセリフは、安倍晴明と友人・源博雅とのやりとりのなかで、晴明が「『呪(しゅ。まじないのようなものらしい)』によって好きな女性に月をやることもできる」と言ったところから始まったやりとりです。ブランド品や車じゃなくて、月かぁ。すごいなぁ。でも、何に使ったらいいんだろ…。

いかんいかん、そんな現実的なことを考えてたらますますオトコから遠ざかっちゃうよ。こんなことを言われたら「まぁ、素敵」と言えるようにならなくちゃね。

Category : ときめき

東京タワー(2004)

2007-03-09 17:00:00

「たとえ貴方の気持ちが明日離れてしまっても、私は、貴方のコトを思い続けます」

東京タワー(2004)

 

ようやく、春到来ですね。

春は出会いと、そしてお別れの季節。昼間、靖国神社を散歩していたら袴姿の女子大生に「写真撮ってくださぁい」とカメラマンを頼まれました。色鮮やかな袴に、ピチピチのお肌。もう、何年前になるだろう……。時の経つのは早いもんです。年上オトコとの不倫に憧れていたのが、いまやかわいい年下のオトコと付き合いたいと思うようになるんだから。

 

ということで、年下オトコとの恋愛成就の理想モデルとも言えるのが『東京タワー』。オカンじゃありませんよ。V6の岡田くんと黒木瞳、「まつじゅん」こと松本潤(「嵐」だっけ?)と寺島しのぶとのW不倫カップルの恋愛映画です。「んなことあるわけねーだろ、美男美女でもない限り」というツッコミはさておき、おとぎ話としてはマターリ楽しめると思います。

 

黒木瞳演じる詩史が、岡田くん演じる徹に言うのが、今回のセリフ。こんなセリフ、41歳の人妻に言わせちゃうか?って思っちゃいました。でも、障害がある恋愛だからこそ燃えるんだろうし、素直なことも言えちゃうんだろうな。平穏無事な恋愛もいいけれど、それだけじゃ人生は退屈だよね。

 

もっとも、許されない恋愛に出会うには、それに見合うだけのいい女にならなくちゃだめなんだよね。黒木瞳まで、とは言わなくともさ。ちょっとダイエットしようかな……と思いつつも、今夜もビールに手が伸びる。だめだこりゃ。

Category : 禁断

カミーユ・クローデル(1988)

2007-02-24 17:00:00

ロダン  「君は、なんと美しい 。今夜は私と」

カミーユ 「ダメよ 、家族に知られるわ」

カミーユ・クローデル(1988)

 

芥川賞受賞作が発表されました。今年はまた若い女性が受賞しましたね。社会人になりたての青山七恵さん『ひとり日和』。埼玉から東京に出てきたフリーター女性・知寿と、母親が昔世話になった老女・吟子との同居生活という舞台設定ですが、季節の流れと知寿の成長がきれいに書かれていて、面白く読めました。彼女の恋愛も時と共に成長していくのですが、最後は不倫?の始まりを思わせます。あ、全部バラしちゃった(笑)。でも、ほんとに面白いですよ。

 

不倫といえば、古今東西いろんな作品があります。最近では『愛ルケ』ですかね。でも、今回取り上げた『カミーユ・クローデル』は愛ルケなんて目じゃありません。実在した女性彫刻家の半生を描いたこの作品は、才能あふれるカミーユが師匠であるロダンを愛しすぎたばかりにどんどん転落していく話です。実際の顔写真を見ると「どうして、こんな古風そうな女性がそこまで堕ちちゃうんだろう」と首をかしげたくなりますが、肉感あふれる彼女の作品を見るとちょっとうなずけるかもしれません。

 

上段のセリフはロダンとカミーユ、二人のシーン。この後に起きた悲劇の数々を、誰が想像できたでしょう。儚い愛は、燃え上がる分失うものも大きいんですね。と、経験もないくせに知ったかぶりをしちゃってますが。

大人への階段を上がっている途中の知寿ちゃんには、こんな苦しみを味わって欲しくないものです。もちろん、作者の青山さんにも。

Category : 禁断

嫌われ松子の一生(2006)

2007-02-20 17:00:00

「殴られてもいい、どん底に落ちてもひとりぼっちよりはマシ」

嫌われ松子の一生(2006)

 

日本アカデミー賞、今年も発表されましたね。レポーターに南海の山ちゃんが出た時点で「『フラガール』か……」と思って見ていましたが、作品賞と助演女優賞というのが私には意外でした。松雪泰子も、よかったと思うけどな。私の妹は、しずちゃんの演技で泣いたらしいですが。

 

代わりにでもなんでもないけど、今年主演女優賞を撮ったのがこの作品。転落まっしぐら、不幸極まりないけどなぜか共感する『嫌われ松子』。原作では刑務所のシーンや松子のラストシーンがややグロテスクだけど、映画ではさすがにそこまではありません。ミュージカル仕立てにしたのがよかったんだろうけど。どこか明るく、どこか哀しい。それがあんなに「松子ファン」をつくり、「松子現象」を引き起こしたんでしょうね。娯楽映画としては、いいんではないでしょうか。

 

タイトルのセリフは、松子のひとこと。愛されたいばかりに、いわゆる「だめんず」ばかりと付き合って転落人生を送った彼女を象徴するひとことと言えます。

これにささる人は、相当限定されるけど……。たとえば、「俺なんか誰にも愛されてないんだ」とヤケになって出所してきた竜みたいなオトコなら、グッとくるのかな。松子みたいに愛を求めるオンナだからこそ、竜を待っていられるんだろうけど。

しかし、このセリフは重い。何年も独りで過ごしている私も、いつかはこんなことを言うようになるのかしら。

Category : 純粋

LIMIT OF LOVE 海猿(2006)

2007-02-15 17:00:00

「もうすぐ、そっちへ帰るから……そしたら、結婚しよう!2人でめちゃくちゃ幸せな家庭を作るんだ。子供をたくさん作って、休みの日には皆で公園に行こう」

LIMIT OF LOVE 海猿(2006)

 

風邪があちこちではやってますね~。私も、しっかりひいてしまいました。熱が出たので、仕事も数日休んだりして。幸い、いまは職場に復帰していますが、咳だけがあとをひいてます。どうも、今年の風邪は咳が特徴のようですね。これから、季節の変わり目ですから、ますます体調を崩しやすくなります。皆さんも、風邪には気をつけてくださいね。

 

仕事を休んだ日に「難しくない映画でも見ようかな」と思って、つい借りてしまったのが「LIMIT OF LOVE 海猿」。昨年5月に公開されたこの映画は興行収入71億円、邦画2位の好成績をあげました。万人ウケするんだから、無難に楽しめるだろうと思って見ました。

結果……「ありえなーい」の連発。梨花だっけ?テレビ番組で「ありえない×3」って首をグルグル回したギャグを披露したのは。あれを言いたくなりました。

なんであんな沈みそうな船で、みんな助かるの?というのが最大の疑問。そして、生死がかかった危険な場面で、なぜ上のような口説き文句が言えちゃうの?というのが次なる疑問でした。サラリーマンとOLとか、もう少し普通の遠距離恋愛をしていて、こういうセリフ言われればじわっとくるんだけど。もったいないよな、そういう場面でこのセリフ。そりゃアメリカで失笑を買うわい。と、思ってしまいました。

気分転換にはなったけど、見終わったらグッタリ、バタンキュー。でも、それがよかったのかもしれません。次の朝、バッチリ目覚めもよく元気になったし。海猿に感謝(笑)

 

ちなみに、この作品は毎年の最低映画を選定する「ゴールデンラズベリー賞」の日本版、文春きいちご賞で昨年上映された作品の第6位に堂々選出されました。1位は『ゲド戦記』だそうです……。でも、理屈抜きで泣いたり笑ったりしたい人には、おススメかもしれません。

Category : ナンパ

マスク(1994)

2007-02-12 17:00:00

「マスクなんて必要ないわ、素のあなたでいいの」

マスク(1994)

 

ゆうべたまたまテレビをつけたら、ジム・キャリーの出世作『マスク』が放映されてました。当時付き合ってた人と見に行って、死ぬほど笑った記憶があります。「懐かしいな」と思いながら、見始めました。調べたら、もう13年も前なんですね。

 

この作品は、さえない銀行マン・スタンリーが川で古ぼけた仮面を見つけたことから始まるナンセンスギャグ炸裂のコメディ。ストレス解消には、おススメの作品です。ストーリーそのものは二の次。逮捕寸前のスタンリーが事件現場の前で警官とダンスした後まんまと逃げ切ったり、時限爆弾をまるごと飲み込んで処理したり。「ありえねーよ」と言いながらも、腹抱えちゃうんだよね。

冒頭のセリフは、スタンリーが一目ぼれした歌姫・ティナとのラストシーン。当時まだモデルから転身したばかりの新人だったけど、セクシーさ全開でしたね。あの目で、このセリフを言われたらオトコはみんなイチコロでしょ。イチコロだって!……なんかあたし、オヤジ化してる(涙)

 

いまは某ケータイ電話のCMで活躍中の彼女ですが、セクシーさは変わりませんね。あんな美貌が維持できたら、毎日のように口説かれてるんだろーな。うらやましい限りです。

Category : 告白

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