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カミーユ・クローデル(1988)
2007-02-24 17:00:00 Category : 禁断
ロダン 「君は、なんと美しい 。今夜は私と」
カミーユ 「ダメよ 、家族に知られるわ」
カミーユ・クローデル(1988)
芥川賞受賞作が発表されました。今年はまた若い女性が受賞しましたね。社会人になりたての青山七恵さん『ひとり日和』。埼玉から東京に出てきたフリーター女性・知寿と、母親が昔世話になった老女・吟子との同居生活という舞台設定ですが、季節の流れと知寿の成長がきれいに書かれていて、面白く読めました。彼女の恋愛も時と共に成長していくのですが、最後は不倫?の始まりを思わせます。あ、全部バラしちゃった(笑)。でも、ほんとに面白いですよ。
不倫といえば、古今東西いろんな作品があります。最近では『愛ルケ』ですかね。でも、今回取り上げた『カミーユ・クローデル』は愛ルケなんて目じゃありません。実在した女性彫刻家の半生を描いたこの作品は、才能あふれるカミーユが師匠であるロダンを愛しすぎたばかりにどんどん転落していく話です。実際の顔写真を見ると「どうして、こんな古風そうな女性がそこまで堕ちちゃうんだろう」と首をかしげたくなりますが、肉感あふれる彼女の作品を見るとちょっとうなずけるかもしれません。
上段のセリフはロダンとカミーユ、二人のシーン。この後に起きた悲劇の数々を、誰が想像できたでしょう。儚い愛は、燃え上がる分失うものも大きいんですね。と、経験もないくせに知ったかぶりをしちゃってますが。
大人への階段を上がっている途中の知寿ちゃんには、こんな苦しみを味わって欲しくないものです。もちろん、作者の青山さんにも。
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